(出典)https://asianbankandcapitaltrust.com/
こんにちは!
本日は「アジアンバンクキャピタルトラスト」という案件について、取り上げていきたいと思います。
こちらは、「アメリカの首都”ワシントンDC”でライセンスを取得した信託銀行」であり、現地に行かなくてもインターネット上で口座開設が可能と謳っています。
口座開設をすると、権利収入が発生するとのことですが、本当に稼げるのか調べていきたいと思います。
アジアンキャピタルトラストへの参加を検討している方は、まずこちらの口コミや評判を一度読んでみてからでも遅くありませんので、よろしくお願いいたします。
アジアンバンクキャピタルトラスト ( ASIAN BANK & CAPITAL Trust )とは?
銀行情報
それでは早速ですが、
「アジアンバンクキャピタルトラスト」について調べていきたいと思います。
まず、銀行情報の「会社のタイプ」は「法定信託」となっており、これはホームページに記載されている信託銀行ではなく、信託組合のことになります。
信託組合は30~40万円くらいあれば、現地にいかずにインターネットにて資本金なしで誰でも設立できます。
そして、登録住所を調べてみると、オランダのハーグにあるレンタルオフィスの可能性が高いことが確認できました。
アジアンバンクキャピタルトラスト ( ASIAN BANK & CAPITAL Trust )の内容は?
(出典)https://asianbankandcapitaltrust.com/
アジアンバンクキャピタルトラストは融資を行わない銀行とのことで、送金・着金等の各種手数料により、利益を出していると謳っています。
ビジネス会員と一般会員を募集していますが、権利収入が発生するのはビジネス会員に登録した方のみになります。
ビジネス会員に登録すると、「年に一度支払う更新料や為替手数料や送金手数料で発生した利益が3万人に分配される」ので、権利収入が発生する仕組みになるとのことです。
※日本に居ながらにしてアジアンバンクキャピタルトラストに口座開設をすることはできません。
金融庁のホームページに以下の記載があります。
日本に居ながらにして、日本に拠点のない外国の銀行の預金口座を開設したり、預金をしたりするには、「外国銀行代理銀行」として認可を受けた銀行で手続をする必要があります。
従って、上記事例のような業者の場合、手数料や預金口座の開設資金を騙し取る詐欺である可能性が極めて高いと考えられますので、くれぐれもご注意ください。
(出典)https://www.fsa.go.jp/news/26/ginkou/20150617-2.html
外国銀行代理銀行として認可を受けた銀行で手続きをする必要があるとのことです。
海外口座開設サポート業をやっている会社がありますが、勧誘している会社は怪しく、かなりキナ臭い案件ではないでしょうか。
それでは実際の口コミや評判を調べていきたいと思います。
口コミや評判は?
デメリット・怪しい点・疑問点が多い
『決算情報は株主以外には公表しない』
『入出金手数料が高い』
『1日20万円しか引き出せない』
『クーリングオフ対象外』
『公式HPがない(確認できるのは口座開設サポート会社のHPのみ)』
『登録住所はなぜオランダ?』
『なぜ日本人しかターゲットにしていない?』
『日本からしかアジアンバンクは検索されていない』
『外国の銀行の口座開設は外国銀行代理銀行でないと不可』
『信託銀行ではなく信託組合では?』
『SWIFTコードは、銀行ではないので取得できないのでは…』
『デビットカードではなくWING LUNG BANK,LTD.が乱発しているいわくつきのプリペイドカード?』
まとめ
本日は「アジアンバンクキャピタルトラスト」について調べてみましたが、いかがだったでしょうか。
ビジネス会員は開設サポート料が$3,000、一般会員は$1,500ですが、返金してもらえない可能性が高いです。
ワシントンDCでライセンス取得したにもかかわらず、登録住所はオランダにあり、日本人しかターゲットにしてないあたり、かなり怪しい案件としか言えません。
Googleトレンドで調べてみると、日本からしか検索されていません。
https://trends.google.co.jp/trends/explore?q=ASIAN%20BANK%20%26%20CAPITAL%20TRUST
十数年前にキングスレーキャピタルという今回のアジアンバンクに酷似した投資案件がありました。
キングスレーキャピタルも、日本人が作成したブログやHPしかなく、アクセスも日本からしかありませんでした。そして、勧誘を行っていたブログやHPは次々と閉鎖していきました。
アジアンバンクキャピタルトラストも公式HPの存在もなく、実態がつかめないため、この案件には手を出してはいけません。
購入、参加してはいけない商材の条件
・特定商取引法に関する表示の記載がない、もしくは不完全である。
・販売者(主催者)の経歴が不明
・ビジネスモデルが不明
・〜するだけで簡単に稼げる
・◯◯万円プレゼントします
・◯◯万円当選しました
基本的に上記に当てはまる商材はほぼ詐欺まがいなものばかりです。
私もお金がない時は、色々な商材に手を出して騙されたり失敗してきました。
その中には詐欺商材ではないですが、初心者には到底実践が難しいものだったり、マルチ等のやりたくないような内容だったり、逮捕や個人情報の流出リスクがあるものだったりするものもありました。
こういう商材に引っかからないように、確かな情報と確実な検証をしているブログをよく読んで、購入もしくは参加をするかどうかを決めましょう。
皆さまのご参考になれば幸いです。